学習塾の自習室で勉強をするメリット・デメリットを知ろう!
公開日:2023/01/16
学習塾の自習室を利用したことがありますか?自習室は、塾に通う生徒が自由に利用できる勉強のためのスペースです。自習室をうまく活用することで、自宅学習では得られないさまざまなメリットが生まれます。この記事では、学習塾の自習室を使うメリット、デメリットについて詳しく解説しているため参考にしてみてください。
学習塾の自習室で勉強をするメリット
自習室で勉強することで、多くのメリットが生まれます。詳しく確認していきましょう。
集中できる
自習室には、勉強を妨げるものがないため、勉強に集中できます。家では親、兄弟などに話しかけられたり、テレビの音がしたりと、何かと気が散ってしまいます。自習室には当然テレビがなく、話しかけてくる人もいないため、勉強を進める手が止まることがありません。
勉強は集中することが求められるため、集中できる環境で行うことでよく覚えられ、深く理解できます。また、自習室には同じように自習している生徒もいます。ほかの生徒の集中した姿を見て、自分もやらなければと気を引き締めるきっかけにもなります。
質問できる
わからない問題を質問できるのも、自習室を使う理由のひとつです。自習室によっては、生徒からの質問に答えるため、講師が待機していることもあります。
質問がある場合、常駐している講師にすぐに確認できるため、疑問点をすぐさま解消でき、効率よい勉強が可能です。自習室に講師が待機していない場合でも、塾内にはほぼ講師がいるので、手が空いた講師に確認できます。
家で勉強する場合、質問する相手は主に家族になるでしょう。しかし、質問に対し、明確にわかりやすく回答できる親はそういないはずです。
勉強から遠ざかっていることの多い親は、間違って覚えていたり、教え方が悪かったりする場合があり、質問する相手としては必ずしも最適とはいえません。
一方、学習塾の講師は、勉強を教えるプロです。正しい回答を、わかりやすい言葉にして答えてくれます。講師が常駐している場合は、すぐ正しい回答が得られるため、効率のよい勉強が期待できるでしょう。
教材を手に入れられる
学習塾の知見が結集した教材を手に入れられるという強みもあります。学習塾は、生徒に勉強を教える場なので、さまざまな学習ノウハウを持っています。学習の進行度に合わせた教材やプリントを用意してくれる学習塾が多いため、自分の学習方法を見直すことも可能です。
家での学習では得られない学習相談ができることは、学習塾でしか得られない大きなメリットのひとつです。
学習塾の自習室で勉強をするデメリット
一方、学習塾の自習室を使うことにはデメリットもあります。デメリットを理解して利用しなければ、勉強の効率が落ちる可能性もあります。
席がない場合がある
自習室には、席が多く設置されていますが、自習する生徒が多くいる場合は利用できません。自習室は、使いたい時に誰にも断らずに使える反面、席を確保するシステムはない場合が多いです。
確実に席を確保するには早く来る必要があり、限られた席の取り合いになります。自習室を使いたい場合でも、席が確実に空いていない可能性があることがデメリットです。
自制心が必要である
自習室での勉強には、自制心が必要です。誰も干渉してこないため、自発的に勉強に取り組む必要があります。塾の授業中は講師が学習を先導します。家での勉強は、親が発破をかけてくることもあるでしょう。
一方、自習室では誰も干渉してくることはありません。集中せず、だらだらと過ごしても注意してくれる人はいないのです。よって、自制心を持って勉強に取り組める人でなければ、自習室での勉強はおすすめしません。
時間制限がある
自習塾を利用できる時間には限りがあります。多くの生徒は、学校後に塾の授業を受け、その後に自習室で勉強をします。よって、自習室の勉強終了は遅い時間になることが多く、送り迎えが必要になるかもしれません。
家での勉強であれば時間を気にすることはありませんが、自習室での勉強は、どうしても時間の制限が発生します。また、自習室の利用時間にも制限があるため、ずっと勉強できないことも考慮しつつ利用しましょう。
食事ができない
自習室は、食事が禁じられているところが多いです。家であれば、お腹が空いたときに自由に食べられますが、自習室では食べられません。お腹が空きすぎると脳も働かないため、勉強がはかどりません。
自習室の上手な活用方法
自習室のメリット、デメリットを確認しました。ここでは、メリット、デメリットを考慮したうえで、自習室を上手に利用する方法を紹介します。
自宅で勉強できないときに利用する
自習室は、家にくらべて誘惑が少ないため、勉強する環境として最適です。また、家族が干渉して勉強が妨げられることもありません。
とくに、小さい子どもがいる家庭は泣き声などで集中できないでしょう。自宅での勉強が難しい場合には、自習室を利用するのがおすすめです。
苦手分野を質問しながら勉強する
苦手分野を勉強する場合は、自習室を使うのがおすすめです。家で疑問を解消するには、基本的に翌日学校に行って確認するしかありません。わからない部分をすぐに講師に確認できるため、効率的な勉強が可能です。
まとめ
自習室のメリット、デメリットに加え、効果的な活用方法について確認しました。自習室をうまく活用すると、家での勉強よりも効率が上がります。一方で、自制心も必要であるなど、デメリットもあります。
自宅で勉強できないときや、質問しながら勉強したいときなど、目的を持って利用することが重要です。学習塾の自習室を上手に活用して、成績アップをめざしましょう。