成績がなかなか伸びないのはどうして?原因と対策を考えよう!
公開日:2023/10/15 最終更新日:2023/06/28
たくさん勉強しているのに成績が伸びない、と悩むことありませんか。もしかしたら、勉強のやり方が間違っているのかもしれません。成績が伸びない原因を知り、その対策法を把握して実践することで、成績アップにつながります。この記事では、成績が伸びない原因と対策について解説します。
成績が伸び悩む原因は?原因を知って対策を考えよう
成績が飲み悩む主な原因は、基礎の不十分・問題量が少ない・復習不足の3つです。
当てはまる原因の対策を知ることで、勉強方法も生まれ変わり、成績が伸びていく可能性があります。
基礎の理解が不十分
どんな科目も基礎の理解が不十分だと、応用が解けなかったり、解き方を把握できなかったりする場合があります。
問題集をなんとなく解いてしまうと、答えを暗記するだけで終わってしまいます。
なぜこの文法・公式を使うのか、歴史はどのような流れだったのかなど、ひとつひとつ考えながら丁寧に解くクセをつけることが大切です。
基礎・成り立ちを理解できれば、どんな問題にも対応することができ、成績がぐんぐん伸びていくでしょう。
問題を解く量が少ない
知識を収集するインプットばかりで、問題を解くアウトプットが少ない場合、自分がどこまで理解しているのか把握できません。
また、テスト時間内に最後まで問題が解けないこともあるので、問題を解く量を増やしましょう。たくさんの問題を解くことで、問題の傾向を掴みやすくなり、焦らずテストにも取り組めます。
授業を受けて終わりになっている
学校や塾の授業を受けるだけになっている場合があります。授業では理解できていても、時間が経ってテストを受けるときに「わからない」「解けない」といったことになるかもしれません。
理解したつもりになっているので、授業後は自宅で教科書や問題集を活用して復習をしましょう。毎日、復習することにより、自分の苦手なところも判断できるようになります。
一冊をじっくり解く!参考書マスターになろう
さまざまな参考書に手を出しがちですが、一冊の参考書をじっくり解くクセをつけましょう。
参考書によって問題のレベルは異なります。複数の参考書に取り組むと、自分がどこまで理解しているか把握しにくくなるのです。だからこそ、一冊の参考書に時間をかけて向き合うことが大切です。
まずは自分で考える
問題を解き終えたら採点をしますが、このとき解説を見ないようにしましょう。
とくに間違えた問題は、なぜこの答えになるのか自分で考えてみることが大切です。
自分で考えずに解説を読んでも、暗記になるだけで理解まではできていない場合が多く見られます。
そのため、問題を解く→採点→解説を見る前に自分で考えるといった順番を徹底しましょう。
初ターンの点数は意識する必要なし
インプットしたことをちゃんとアウトプットできているかが大切です。初ターンの問題は思った以上に点数が取れない場合があります。
しかし、参考書のインプットができているかが重要なので、1回目の点数に強くこだわる必要はありません。
参考書で習得した知識を十分に発揮できているか、問題集でしっかり確認しましょう。
できていないところはマーカーなどでチェックし、なぜ間違えたのか考えることが大切です。
問題文を見て解ける力を身につける
参考書の着地点は、問題文を読んで答えを出せる力です。答えを見れば問題が解ける、解説を読んだら理解できるといった流れはインプットで止まっています。
どれだけ問題集を解いても、アウトプットまでの理解ができていないため、テストや入試を受けるときに問題が解けなくて焦るかもしれません。
そのため、問題文を読み自分の力で答えを導き出せる力を身につけることが大切です。
「わかっているつもり」が危険!量より質を重視しよう
わかっているつもり、やっているつもりの勉強はとても危険です。どのような点が危険なのか、以下で見ていきましょう。
わかっているつもりの勉強
わかっているつもりは上記でも解説したとおり、解説を読んでなんとなくわかったこと、つい、解説を読んだり参考書または問題集のヒントを読んだりして、なんとなく解いてしまう場合があります。
解説を見る前に自分で考えて、どこまで理解できているのかチェックしながら問題を解くことが大切です。
また、友だちと問題を出し合って理解度を確かめるのもおすすめです。なぜこの答えになるのか、それぞれで意見を出したり説明したりすることで、勉強への理解力も深まっていきます。
やっているつもりの勉強
一方でやっているつもりは、単語を書き続けたり、ノートをまとめたりするなどの作業です。
書くことはダメなことではありませんが、書く作業が目的・ゴールとなっているため、理解には到達していません。
ただ書いているだけで頭は使っておらず、自分で考えることもしていないので、どこまで問題を理解しているかが掴めない状態にあります。
単語を書くときも、単語を使った文章を考えたり、反対語を調べたりするなど、理解を深める作業に切り替えましょう。
まとめ
成績の伸びに悩む多くの原因は、自分で考える力が不十分なことです。間違えた問題は解説を見て理解したと判断しがちですが、わかったつもりになっているだけの可能性があるので注意が必要です。解説を見る前に、なぜこの答えになるのか、自分で考えてみましょう。また演習を繰り返し、問題文を見て解ける力を養うことも大切です。そうした力を身につけることで、どんな問題でも解くことができるため成績アップにつながるでしょう。