学習塾の費用相場をチェック!安く抑える方法はある?
公開日:2023/01/16
「子どもを学習塾に通わせたいけど、費用がどのくらい必要か分からない」という人は多いのではないでしょうか。学習塾にも種類があり、子どもに合った塾を選ぶことで費用対効果を高めることができます。この記事では、学習塾の費用相場とともに、塾費用を安く抑える方法、塾選びのポイントについても説明します。
学習塾の費用相場
学習塾に通うにあたり必要な費用の相場は、子どもの学年や塾の種類によって異なります。基本的に、学年が上がるにつれて塾にかかる費用は次第に高くなっていきます。
塾の種類には大きく分けて集団塾と個別指導塾の2つがあり、生徒10~20人程度に対して講師1人が教える集団塾より、生徒1~2人に対して講師1人が指導する個別指導塾の方が費用相場は高めになっています。
週1回通塾での月額授業料平均は、集団塾の場合、小学6年生で約2万9,000円、中学3年生で約3万6,000円、高校3年生で約4万1,000円です。個別指導塾の場合は、小学6年生で約3万4,000円、中学3年生で約3万7,000円、高校3年生で約4万6,000円となっています。
授業回数や受講科目数によってはこれよりも高くなる場合があり、授業料のほかに入会金・教材費・季節講習費(春期・夏期・冬期講習)・テスト代・施設維持費などが必要になることも多いので注意してください。
たとえば、入会金の相場は0~3万5,000円程度、季節講習費の相場は2万~50万円程度と意外と大きな負担となります。トータルでいくらかかるのか事前に見積もっておくことが大切です。ここで挙げた費用はあくまで目安であり、塾によって大きな差があるので、実際の費用は通わせたい塾に直接問い合わせてみてください。
塾費用を安く抑えるためには?
学校の授業のサポートを目的とした通塾の場合、学年が上がるにつれて塾費用が次第に高くなるのは受講科目数が増えるためです。塾の費用を安く抑えたいなら、苦手科目に絞って受講するようにしましょう。
また、個別指導塾より集団塾の方が、一般的に費用は安めになります。個別指導塾を選ぶ際に塾費用を安く抑える方法としては、講師が生徒に常に付きっきりの1対1形式ではなく、演習の時間は生徒が1人で問題を解き、解説の時には講師が付きっきりで対応する1対2形式を選択することが考えられます。
子どもの性格によっては、1対2形式の方が緊張せずリラックスして授業を受けられることもあります。
教材費が月謝に含まれていない塾は多く、月謝とは別に教材費を支払う必要があります。塾によるオリジナル教材があるときは、塾ごとのノウハウが凝縮されたよい教材である場合も多いですが、市販のものより価格が高かったりします。
市販の教材や通っている学校の教材を使用できる塾なら、教材費を抑えられるうえ、子どものレベルに合ったものを選ぶことが可能です。入塾する前に塾の教材を見せてもらったり、スタッフに質問したりして、確認してみるとよいでしょう。
塾によっては入会金が無料になるキャンペーンを行っていることもあります。少しでも塾費用を抑えたいのであれば、こまめに情報収集して、上手にキャンペーンを利用しましょう。
学習塾を費用だけで選ぶのはNG
塾費用が安く抑えられるという理由だけで集団指導塾を選んだ場合、子どもの性格にマッチせず、期待した成果が出ないこともありえます。いくら費用が安くても、実際に成績アップや志望校合格といった効果が出なければ通塾する意味がありません。
個別指導塾ではそれぞれの生徒の学習目的や進度に合わせた細やかな指導を受けられるため、効率よく勉強できるといったメリットがあります。集団指導で授業についていけなかったときにも効果的でしょう。
集団塾では授業の振替がないのが一般的ですが、個別指導塾では振替対応してもらえることが多いです。風邪などの体調不良や部活、急用が入ることもあるため、振替制度があると助かります。振替条件や回数の制限などは塾ごとに異なるので、チェックしてみましょう。
また「授業料が同程度なら、授業時間が長い塾の方が時間単位当たりで考えるとお得なのではないか」と思う人は多いのではないでしょうか。しかし、塾によって授業の内容・進め方・時間配分などは異なり、子どもの性格によって効果的な授業時間は違います。
短時間で必要なことを効率よく学習する方法が向いている子どももいるうえ、長い学習時間の中で周りよりも早く演習問題を解くことが学習のモチベーションになる子どももいるのです。体験授業などを受けてみて、授業の進め方や子どもの反応などを確認しておくとよいでしょう。
そのほか、受験に対するサポートの手厚さ、各塾の合格実績、講師陣なども重要なポイントになります。受験に関する情報をどれだけ持っているかだけでなく、進路相談や受験までの学習プラン、出願方法の戦略立てといった受験サポートをどれだけ受けられるかなども事前に確認しておきましょう。
合格実績や講師陣などはパンフレットなどに記載されていることが多いので、しっかりと目を通すことをおすすめします。
まとめ
この記事では、学習塾の費用相場とともに、塾費用を安く抑える方法、塾選びのポイントについて詳しく説明しました。塾を選ぶにあたっては、費用が安いかだけでなく、期待した成果が得られるかという視点も重要です。
入塾後に後悔しないよう単純に費用の安さで選ぶのではなく、どのようなサービスが受けられるかを事前にしっかりと調べたうえで、納得できるところを選ぶようにしましょう。気になる塾があれば、電話やメールで問い合わせたり、体験授業を受けてみたりすることをおすすめします。