学習塾と部活・習い事を両立させるコツについて解説!

       

公開日:2023/01/16

「子どもには将来苦労して欲しくない。そのために勉強を頑張って欲しい」「とはいえ勉強だけの子どもにもなって欲しくない。部活や習い事をしたいなら応援してあげたい」。親であれば子どもの希望は可能な限りサポートしてあげたいものです。しかし学習塾と部活・習い事の両立は簡単ではありません。今回は両立のコツについて解説します。

学習塾と部活・習い事を両立させるコツ

子どもの本分といえば勉強です。学べば学ぶほど、子どもの将来に対する投資となり、知識・学力という財産を築けます。

勉強は受験に有利であることや、希望する企業・職種に就職しやすくなるというメリットだけではなく、集団生活を円滑に過ごすためのルールや規範を身に着けるという側面もあります。

スムーズなコミュニケーションをとるための表現や相手の気持ちの推量に必要な「国語力」、ビジネスシーンでデータを統計的に読み解いたり分析・判断したりすることに必要な「数学力」、研究や商品開発といった特殊な仕事でなくても歴史や科学の知識があれば人生が豊かになるうえ、同好の士と語り合えれば、年齢を問わずに知的好奇心を満たし続ける豊かな人生を送れます。

とはいっても、もちろん子どもは勉強だけをしていればよいというものではありません。部活や習い事を通じてしか育めないスキルや、磨くことのできない感性も存在します。子どもの適性や素質を探るためにも、学業以外の希望を体験させてあげることはよいことです。

また、子どものやりたいことや夢だったら、できるだけサポートしてあげたいと思うのが親心というものです。とはいえ、学習塾と部活・習い事を両立させるのは簡単なことではありません。塾にも部活・習い事にも手を抜かずに真剣に取り組もうとするまじめなタイプならなおさらで、すべてに対して全力を注ぎ続ければ長続きしません。

そこで有効なのが、スケジュールにメリハリをつけることです。「今日は習い事の日」「今日は塾の日」といったように、その日の予定によってやることを限定することで、集中して目の前のことに取り組めます。

時間を一日単位で管理するのではなく、一週間や半月といった比較的長期的なスパンでとらえることが大切です。管理する期間の中で勉強にあてる割合と、それ以外をあらかじめ決めてスケジュールを組み立てましょう。

その際には、期間中の目標を決めることをおすすめします。「小テストで満点をとる」「火曜日までに10ページ取り組む」など達成しやすい小さな目標を子ども自身に立てさせることで、達成・成功体験を積ませ、勉強に対するモチベーションを上げられます。

また、すきま時間を勉強に使うことも有効です。習い事や部活は、基本的に決められた場所で行うものです。部活だったら学校、ピアノの習い事ならピアノ教室、スイミングスクールならば水泳教室、というように。

一方、勉強であれば移動時間や食事の前後、入浴や歯磨きの間など、10分程度まとまった時間があれば、単語の記憶や復習などに活用できます。普段から勉強することを習慣づけておき、学習することが当たり前の状態になれば、学習塾と部活・習い事を両立させやすくなります

入塾時に保護者ができるサポート

塾と部活・習い事を両立させるためには保護者のサポートも欠かせません。子どもが勉強に集中できるような環境づくりを目指してあげることが大切です。

具体的には自宅に勉強しやすい環境を整えてあげたり、勉強のスケジューリングを手伝ってあげたり、子どもの頑張りを褒める声掛けをすることなどが効果的です。

「塾と部活を両立できてすごいね」「習い事もテストも手を抜かずに頑張っていてえらいね!」「応援しているよ」など、前向きで、子どもの行動を肯定するような言葉を積極的にかけてあげることで、勉強に対するモチベーション維持につながります。

そのほか、自宅での勉強ルールを子どもと一緒に作ることも有効です。勉強を1時間頑張ったら、10分スマホやゲームで息抜きしてもOKなど、具体的なルールを決めることで、家での過ごし方にもメリハリが生まれます。

学習塾と部活・習い事の両立が難しい場合の対処法

学習塾と部活・習い事を両立できるよう頑張ってみたけれど、成績の向上が見られない場合、両立を諦めどちらか一方を諦めるというのもひとつの手です。

しかし、学力の向上はすぐに成果が出るものではありません。少なくとも三か月は様子を見て、子どもが両立を続けられそうであれば、気長に見守ってあげることも大切です。

また、勉強が捗らないようであれば、原因を一緒に探ってみることも有効です。スケジュールや目標に無理がないか再確認したり、勉強の環境を変えてみたりすることで問題解決が図れることもあります。

また、子ども自身に「どうしたいか」を尋ねることも大切です。子どもがもう少し両立を頑張りたいと思っているのに、親が一方的に部活を辞めさせてしまうというような行為に出た場合、子どもの学習意欲も失われてしまうことにもなりかねません。

まとめ

学習塾と部活・習い事を両立させるには、スケジュールをしっかり立てることが大切です。

時間単位で予定をぎっちり詰め込むのではなく、一週間・半月単位の長期的なスパンで、塾の日・部活の日・習い事の日と予定を組み、その日やるべきことに集中して取り組めるようにすることが大切です。また、すきま時間などを勉強に活用し、学習を習慣化させることも有効です。

子どもに「えらいね」「すごいね」と頑張りを認めて声掛けしてあげることで、モチベーションアップにつながるでしょう。成績が伸び悩む時には、スケジュールや目標に無理がないか、両立を続けるかどうか、子どもと話し合いの場をもちましょう。

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